はたはた(鰰)
秋田名物、八森、ハタハタ~秋田県の県魚です。
別名
カミナリウオ、カハタ(鳥取)、オキアジ(山陰)、シマアジ(新潟)、サタケウオ(秋田)
砂地にもぐっていることから、英名は「サンドフィッシュ」
名前の由来
海が荒れた冬の日になぜか大群で沿岸にやってくることからカミナリウオと。「晴天の霹靂(へきれき)」とは急激な雷鳴のことで、霹靂神とは「はたはたかみ」と読み、雷鳴の古語です。この「はたはたかみ」からはたはたの名が付き、魚偏に神という字をあてたらしいです。
旬
12~2月
主産地、分布
秋田、山形、北陸、韓国、北陸~北海道の日本海。水温10~12℃が限界。
乱獲と環境の悪化で激減した秋田県のハタハタ漁ですが、見事に復活しました。
(平成3年 72t →平成16年 3,100t)
特徴
体にはうろこがなく、骨が柔らかい。水温が15℃以上では生きられません。
まめ知識
卵は「ブリコ」と呼ばれ珍重。しょっつるとはハタハタを塩漬けにした汁のことです。
栄養素、旨み成分
ビタミンB12とDが豊富。ビタミンEにナイアシンも含みます。
食べ方
塩焼はシンプルで美味。干物、しょっつる鍋、煮魚、なれずしなど。