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かき(真牡蠣)

滋養強壮に良い、栄養満点のパワーフード。
“海のミルク”といわれますが、栄養成分では“牛のミルク”より勝ります。

別名

石華、石花

名の由来

①岩から”掻き”落として採取するから
②殻を”欠き”砕いて身を取り出すから

12~2月

主産地、分布

養殖:広島、岡山、宮城、岩手。

特徴

カキは雌雄同体で産卵期にメスになり産卵が終わるとオスになる、といった変化を繰り返します。身が緑色のものは、植物性プランクトンを多く食べたことによるもので、まれに、粒状のものが見られることがあるのは卵。

まめ知識

カキの食の歴史は世界的に古く、縄文時代の日本人も古代ローマ時代のイタリア人も食べていました。ジュリアス・シーザー、ナポレオン、ビスマルクなど、歴史上の有名人にも熱狂的なカキ好きが見られます。あの有名な“グリコ”は、カキの煮汁からグリコーゲンを抽出したものを利用したお菓子です。カキは、殻付の状態で約1週間、ムキ身状態で、3~4日は生きているといわれます。まさに生命力の塊です。

生食用と加熱用

生食用と加熱用の違いはカキの採れる海域の環境で分けています。生食用は水温が低く細菌が少ない所で、プランクトンも少ないため、身は小振りです。

栄養素、旨み成分

タウリン・亜鉛・グリコーゲン、この3つの成分が魚介類の中でも突出して含まれております。また、銅、B12が豊富.その他にも鉄・ビタミンE・葉酸が含まれています.タンパク質は牛乳の倍にして脂質は半分以下。

選び方

貝柱が半透明、ヘリの黒い部分が波状に縮んでいる。乳白色で光沢がある。肉がこんもりしている。
生食用は中粒~小粒で黒みの強いものを選びましょう。大粒は大味なのでフライ向きです。

食べ方

酢ガキ、フライ、バター焼き、土手鍋などなど。ムキ身は塩水の中ででそっと洗います。大根おろしで洗う方法もありますが、実際は大根がもったいないのでやる人はあまりいません。また、牛乳に20分程漬け込むと臭みが抜けます。美味しくフライを揚げるには、軽く蒸すか茹でるかすると良いとのこと。カキは体内の水分を外に出そうとする性質があるため、どんなに水分を取っても身のまわりに水の膜が出来てしまうそうです。そこで、卵1個に小さじ1の水、小麦粉少々をよく泡立てるのがコツ。酢ガキにする際は、酢に漬けすぎると風味を損なうので酢洗い程度にとどめましょう。

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