ちだい(血鯛)
腹ビレが大きく、先端が尖って長くなっている等、さしずめ女王様といったところ。
別名
ヒダイ、ハナダイ、チコダイ、エビスダイ(京都、大阪)、カスゴ(東京)、コダイ(新潟、富山、高知)、ハナダイ(千葉)、マトダイ(明石)。
名前の由来
おデコが出っ張っていて鼻のようにみえるというのでハナダイ。またエラ蓋の縁に血の滲んだような帯があるためチダイと呼ぶのが、呼び名の由来といわれる。
旬
9月~10月。
主産地、分布
九州、四国。
特徴
第3、4背ビレが糸状にやや伸びているのが特徴です。尾ビレに黒い縁取りがなく、背びれの2番目のトゲが短く9月から12月に分離浮性卵を産みます。マダイに次ぎ美味なので、マダイの代用品として高価で取引されます。
まめ知識
チダイとマダイの見分け方
エラブタの縁が赤いのがチダイ。尾ヒレの縁が黒いのがマダイ。
尻ビレの軟条数がチダイは9本、マダイは8本。
食べ方
酢メや祝儀用の塩焼きに使われます。比較的小さいものがよく獲れるので色が鮮やかなので押し寿司にも向いています。干物にするという手もあります。