すけそうたら (介党鱈・助宗鱈)
親より子供の方が有名です。
北海道では真ダラよりよく食べます。
別名
メンタイ、シラシタラ、ヨイダラ、ガンスケ、標準和名は「スケトウダラ」
名前の由来
昔、佐渡は「スケ」と呼ばれ、そこでよく取れた鱈でスケトウダラ。
旬
10~4月。最盛期は1~2月
主産地、分布
北海道、岩手、青森
特徴
真ダラ以上に鮮度劣化が早いのが特徴です。本当は真鱈以上においしいのですが・・・。下あごは上あごより前に出て、1本の短いヒゲがある。背びれは3枚、しりビレは2枚。水深200m当たりに多く生息し、漁獲量は激減しています。
マメ知識
冷凍のすり身にして利用されるようになったのは、1960年に北海道で開発された「冷凍スリ身化技術」のおかげです。しかし今や2/3を輸入に頼っています。マクドナルドのフィレオフィッシュはスケソウダラです。“スリミ”の原料として、世界中で引っ張りだこの人気。かまぼこの原料にもなります。
栄養素、旨み成分
イノシン酸、グルタミン酸、グリシンなどのアミノ酸。ビタミンAとB12がマダラより豊富。卵にはビタミンB1、B2が豊富。
選び方
一尾丸ごとの場合は、目が澄んでいる、体色が濃くツヤがある。切り身の場合は、切り口がしっかりし、身の色が変色していない。
食べ方
煮付け:大根やさといもと薄しょうゆ味で煮付ける。※一旦、塩で身をしめると煮くずれしにくくなります。
ちゃんちゃん焼き:さけに勝るとも劣らぬうまさですよ。
三平汁:脂肪分が少ないので、揚物にも向いています。