今月のおすすめ鮮魚

(天然)まだい(真鯛)

「花は桜、柱はひのき、魚はタイ」

名前の由来
「平魚」タイラウヲが語源。
4〜6月
主産地、分布
北海道から朝鮮半島、中国に分布し、沖縄周辺には生息しません。主な産地は瀬戸内海、日本海、房総。兵庫県産のマダイは“明石のタイ”として、鹿児島県産のマダイは味、姿が良く全国評価が高いことで知られています。真鯛の名産地はどこでも「早い潮」が特徴です。
長崎、山口、鹿児島
特徴
成長につれ生息場所をしだいに深場に移し、2年で20cm4年で30cm、6年で40cmほどになり、最大1mくらいまで成長する。マダイである証拠は尾ひれのフチが黒いこと。タイの寿命は非常に長く、20年以上生きて体長約1m40cmになることもあるそうです。タイが神事に使われるようになったのは、平安時代とされていますが、それ以前の石器時代にも食されていたようです。七福神の恵比寿さまの糸の先におどっているのもタイです。
「えびでタイを釣る」という言葉がありますが、これは本当のこと、タイはえびが好きで味も良くなるのです。ですから体表にアスタキサンチンという色素が多い。真ダイと言えば明石のタイ、鳴門のタイが有名ですがこれは、主に「じゃこえび」を食べているからです。天然のタイの味が良くなるのは花咲く春と、脂肪ののってくる晩秋から冬にかけてです。
栄養素、旨み成分
肉は脂肪が少なく、味は淡泊だが、イノシン酸を含むのでうま味が濃厚であり、蛋白質の必須アミノ酸のバランスもよい。タンパク質タウリンEPA(エイコサペンタエン酸)DHA(ドコサヘキサエン酸)ビタミンB1、B2(内臓部分)。イノシン酸の量は鰹(420mg)より少ないが鰤(300r)よりは多い350r。
成人病予防(高血圧、動脈硬化、ガンなど)、ダイエット、ストレス、美肌、視力低下予防、胎児や新生児の脳や視力の発育、食欲増進、脚気(かっけ)予防。
まめ知識
「腐ってもタイ」というのは、悪い条件になってもそれなりの価値があるということですが、真鯛は脂が酸化しにくく、うまみ成分の分解も遅いために死後のおいしさが長持ちする特徴があります。
選び方
体の色があざやかできれい。(日光やエサのため、養殖物は天然物より黒っぽい)目が白くにごっていなくて、すっきりとしている。目の上の部分が青むらさき色に輝いている。<切り身を選ぶとき>白身に透明感がある。血合い(白身と血が混ざった部分)の赤色がきれい。
食べ方
刺身、塩焼き、粕漬け、味噌漬け、しゃぶしゃぶ。卵巣はタイの子として珍重される。兜焼き、アラ炊き、潮汁。うろこは油で揚げてうろこせんべいに、タイの頭はかぶと蒸し、あら煮に。鯛の押しずし、鯛めし、鯛そうめん、洋食ではムニエル、フライ、クリーム煮。

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